アルケスの雨

あなたは愛するすべてとなってわたしをよろこばせる

2022年9月の日記 ~成長を促すマレフィック、オートマタの反面教師

 

・田舎に行くと人間の本来の小ささを思い知る。都会の利便性、文明は自己を過大評価させる。生きていくためには共同体への帰属(土星・・・)が必要だけど、そのためにパートナーがいたら心強いだろうなんていう考えは完全に改めた。パートナーも共同体の一部だ。

 

・何事にも永遠は存在しないし、それを受け入れたうえでどれだけ楽しめるか。いつでも選択肢がある状態、メンテナンス=テコ入れの余地、戸口の確保を忘れてはならないと肝に銘じた。特にこの人(わたし)はスパンが短いという特性も踏まえて(笑)。今ではわたしはそういうこの人のことが好きだ。

 

・何にも邪魔されず、何からも追われず、恍惚の中に身を浸していたいと思うことも多いけど(ルシフェリック?)、やっぱりそれ以上にわたしは成長したいんだなと思う。あらゆる経験=時の流れが肥料となって、魂の光の花を大きく美しく育ててくれる。

 

・ここ数か月、「土星を自分のものにする」というテーマを掲げてきた。土星はどうしたらこの人(この私)に満足するのか?という視点を持つようになった。今までは投影先の父や恋人に満足してもらおうとしていた。でも自分の土星が納得するなら、他人は本来関係がない。むしろ自分の土星が不納得だからこそ、その投影として「彼らはわたしに不満を抱いている」と感じるんだ。

 

・わたしの土星はこの人に、生きていく力、自分で自分の面倒を見る力、生きていくために創意工夫し、自ら切り開いていく力をつけてほしいと思っていることがわかった。不屈の強さ、生命力を自身の中に感じてほしい。初めてダイヤモンドの良さに気づいた。

 

・輪郭を溶かすうお座。輪郭を溶かしてまた作る柔軟なうお座土星。気ままにどこででも生きていける人。

 

土星がこの人に、困難や試練をも自らの力で打開していくことを求めているように、火星はこの人に何を求めているのか考えると、人生のページをめくることだ。変化を楽しんでほしい。人生が展開していくよろこびを知ってほしい。

 

・「成長したい」というのは外惑星(火星、木星土星)で、恍惚の中に身を浸していたいというのは内惑星(月?、水星、金星)なんだな。特に金星は暁の星、ルシファーだし。

以前は自分自身=内惑星のレベルで、自分はルシフェリックな恍惚の中に閉じこもっていたいのに、環境・社会・肉体・有限の生命(投影された外惑星)がそれを「許してくれない」というように感じていた。でも今は違う。瞑想させないとか、外向きに気を散らすという意味では外惑星(特に火星?)は別の意味で悪魔的(アーリマン?)なのかもしれないけど、ルシファーに対抗し引っ張り合う力は欠かせない。凶星=マレフィックが成長へ導く。

全ての惑星が自分の「中」にあると理解するようになった。内惑星・外惑星、どちらの欲・衝動も持っているのだと。すべてを含んだ全惑星=分割前の太陽。

 

・創造には必ずサタン=輪郭づくりを伴うのだと先生が言っていた。だから創造=想像はその中に囚われる危険を常にはらんでいる。アントロポスの話みたいだ。それでも創造するべきで、無知(光のないこと?)は良くない、There's always a contradiction...というようなことを言っていた。

 

・行為や選択の表面だけ見ても仕方がない。知恵と勇気をもって、最善の生きる道を作っていこう。正解などなく、自分が晴れ晴れとその道を歩めるかどうかだけだ。ちゃんと自分の心に従って選択をする、それを積み重ねることが自信につながる。責任をとるという覚悟が鍵。

 

・恒星パランとヘリオのサビアンの不思議な関連性にまた魅了された。この人の器としての重要性を思い知り、「何かにならなきゃ」じゃなくて、とにかく美しく柔軟で頑丈な器であり続けること、神さまとつながった地上人として生きているということが大事なんだと思った。

 

・大地から最高のカカオを受け取り、最高のショコラを生み出すように。神聖で恍惚とする愛のエネルギーを受け取って、この地で増幅させよう。より多くの愛を学び、表現し、神さまが少しでも喜んでくださるよう、最高の作品を届けたい。ショコラをつくりたいから、カカオをいただくんだ。カカオが欲しいからショコラを作るわけではない。

つまり、宇宙に愛されるために与えられた使命を果たそうとするんじゃなくて、心から湧き上がる想い=やりたいことがあるから(それが結果的に使命を果たすことになるだけで)それを宇宙に応援してもらう、材料を提供してもらう、という感じ。カカオの香りがあまりに素晴らしいから、思わずショコラをつくる、人間というアーティスト。

 

・明日が来る楽しみを持つことも創造のひとつ。人は神さまと共にショコラを作りたい。思い描いたものを「現実化」させるという営み。神さまへの愛を大きく育てる。畏敬と賛美。

 

・思い描いたものを現実化させるというとき、忠実に再現する必要などないとも教わった。思い描いたその「心の状態」の具現・発露が本丸。だから夢で見たのと同じ景色を探すとかは違うんだな・・・と遅ればせながら理解。

 

・どんなに曇った状態でも(こちらが受け取れるかどうかを問わず)、世界は(神さまは)常に変わらない愛を注いでくれる。明晰の感覚を思い出すと神さまがともにあることは自明で確信している状態に戻れる。

空気のクソ悪い例のリビングにいてさえも、先生の膝の上では空気が少し軽くなる。どこにいても何をしていても、必要なのはその感覚・・・存在感覚だ。

 

・リラックスしながら集中する、直観に身を委ねつつ掴み取る瞬発力。フロー。今に集中すること。蜘蛛のように「今に集中」して編み上げる。”意図”を形にする。サダルスード。

 

・どんな他人の発言も態度も一面では自分の投影であると気づくと感じ方も変わってくる。不安、怒り、抑圧、あらゆる否定的な想い、言葉、条件付けは、そうやって自分に返ってくる。

 

・自分は愛を確かめるために人を試そうとするところがあるみたいだ。せめて自覚したうえで自分の言動の意図を相手にわかりやすく表現することにしよう・・・。

愛を確かめるために試すというのは、神さまもすることなのかもしれない。わたしがすることはあなたもする。わたしがされたいことはあなたもされたい。

歯を当てて噛み砕いたとしても、あなたを愛している。苦みもえぐみもあなたの全てを味わいたい。

 

グラウンディングや土の要素的なもの、自分では苦手だと思っていたけど、大地に根を張るMarkabとして本来わたしに組み込まれている強さなのかもしれない。柔軟なうお座土星にもつながる・・・?

 

・月は地球で生きるために大切だけど、そこに過剰にフォーカスするとオートマタになるのだという生きたサンプルを見てきた。物質界や地球生命系だけがすべてかのような、土星以内の惑星意識に囚われる(例えば金銭や名誉にこだわるとか)も困るけど、月に囚われている状態はもっと窮屈で無自覚で恐ろしさを感じた。成長がない。時が止まっているようだ。

 

・わたしのホロスコープ上の月と火星は隣り合っているので仲が良いのかと勝手に思い込んでいたけど、実は火星によって月が傷だらけになっているのではと気が付いた・・・。月は安定・安心したいのに火星は変容を求める。変容に伴う月の痛みが火星に罪悪感を与えていく。月の傷と火星の罪悪感を癒して、両者の折り合いをいかにつけていくかが次の課題になりそうだ。

 

・「恐れがあるとき、常にその恐れよりも自身が強いということを覚えているように」。