アルケスの雨

あなたは愛するすべてとなってわたしをよろこばせる

2021年8月&9月の日記 ~世界は全部含んでいてどこを見ているかという話、愛の純度

 

・どぶのような汚い色の運河と枯れ葉ですらも認識次第で美しく完璧。光と水紋、葉の絶妙な配置、神はアーティスト。

 

・美を見出す時間を長く持とうとすればこそ、安心できる状態を維持しようとするので、世界に対して支配的になってしまうという皮肉。裸足で芝生を歩くにしても、ガラス片が落ちていたら嫌だなとか、蜂の羽根音にびっくりしたりとか。生きているだけで生存本能がある。雲や草と一体となるような愛の時間そのものと両立しづらい悲しみ。

 

・今を肯定するために過去を否定する癖があることを自覚して改めた。

 

・執着や依存(恐怖心)を自分に向けられると無意識に支配して遊んでしまう・・・ドロドロのエネルギーも、拒まず、かつ返さず、ただ流す練習をしないと。自分を清浄に保つために常にエネルギーを入れ替えよう。

 

・今までは自分のルール設定や恐怖を許すことばかり考えていたけど、他人のルール設定や恐怖も許そう。

 

・何かを大切に思うことは失う痛み、うつろいを必ず含む。「痛みを感じたくない」と恐怖のないことを望むのは、恐怖を恐怖する真っ黒。いずれ痛みが来ることも受け入れて愛する、目の前の空模様全体を丸ごと愛する、そういう愛は純度が高い気がする。

 

・自分を愛せるような選択を重ねると、自分に対する信頼度も上がるんだなと思った。

 

・うつろうあらゆるものの中に何を見ているか、どこにピントを合わせるか。F値の小さい状態と同じで、ぼやけているから分からないだけ、常にここにあって実は見えている。

 

・前から使っている「観察」は「フォーカスする、認識する」という意味と「受け入れる」という意味の二つを同時に含んでいたんだなと気づいた。

 

・「好きなもの」と「なりたいもの」の区別が曖昧だったのは、アントロポスとおそろいだったw 興味を持った瞬間に対象に入り込んでしまう。

 

・「集合意識」という言葉にネガティブなイメージを持っていたのを改めた。漫画の作者と、各キャラクターみたいなもの。キャラクター同士が仲が悪かろうが、拒絶感があっても、作者のレベルでは繋がっている。キャラクターとして別のキャラクターを愛するというのは没入体験ならでは。キャラクターを背後で動かしているプレイヤー意識を愛する場合、動かすキャラクターは何でもよくなる。

 

・クリエイターどころかプレイヤーとの繋がりすらなくなったアストラル体はただのオートマティックな器でしかないから、今のこの世界の流れは必然か・・・留守にしがちな空き家を、別の銀河系から来た何者かに明け渡しているだけ・・・没入しすぎた者たちを振り落とす、一つの宇宙の行程なのか・・・

 

・起きてから思い出すとばかばかしいようなことに、夢の中では本気で囚われて焦っていたりする。夢の中では「自分で」「考えて」いるつもりなんだ。実際にはそうさせられているだけなのに。その意味でもやっぱり観察が大事だな。刺激に反応するだけのオートマティックは楽だから、ここでも楽をしようとしないことが大事だ。